部分最適から全体最適へ
例えば、セル生産を押し進めていけばいくほど、全体最適が求められます。部分最適から全体最適へ。口でいうのは簡単ですが、その具現化は簡単ではありません。机上の論理に留まる場合さえもあります。
全体最適は、製造現場の細部に精通することから始まると私たちは考えています。オーケイエスは、製造現場の細部の視点と、経営資源を包括的に捉える広い視点を併せ持つことで、全体最適の加工システムを提案します。
高性能な機械を導入しても、その投資に見合った生産性が得られない場合があります。生産性を左右する変数は、機械の性能に加え、現実には、工程、在庫、スペース、人、あるいは時間といった、経営資源に関わる多様な変数が含まれます。機械の性能にのみ主軸を置いた改善だけが生産性を革新するのではなく、経営資源の多面的な組み合わせに主軸を置いた改善が、生産性の革新につながる確率が高いと私たちは考えます。
治具の移動や積み下ろし作業を簡便にしただけで、機械の稼働率が大幅に向上したケースがあります。時間あたりの生産量が変わらなくても、加工の待ち時間を減らすプロセスの改善だけで、生産性が大幅に向上したケースもあります。
製造現場の改善は、そのこと以上に、経営に成果をもたらします。現場のリードタイムの短縮は、そのまま在庫の軽減につながり、同時にキャッシュフローの増加を経営にもたらします。現場の作業工程や、そこに関わる人にゆとりができれば、製造工程以外へのチャレンジが可能となり、新たな付加価値を経営にもたらします。製造現場を変えることで、経営のパラダイムを変えること。オーケイエスの価値はそこにあります。私たちは、お客さまの経営資源を見渡し、その潜在能力を可能な限り引き出す方策を提案いたします。