専用工作機械で認められた技術
オーケイエスは設立当初から世界トップクラスの専用工作機械メーカーに技術提供を行ってきました。そこで認められた技術をコンパクト化し、パッケージとして汎用工作機械に組み込むことに成功しました。これが、オーケイエスが提供する利用技術の基盤となっています。
汎用工作機械による多種変量生産は、機械の特性を上手く引き出すことができなければ、そのメリットを十分享受することはできません。
オーケイエスは、汎用工作機械の特性を最大限に引き出すために、機械本体よりも「利用技術」に着目しました。かつて加工ラインは専用工作機械で構成され大量生産を目的としていましたが、そこにコンピューター制御された汎用工作機械が登場します。この画期的な機械に、専用工作機械で培ってきた技術を落とし込むことができれば、この機械が秘めている力、すなわち、圧倒的な加工スピードと、幅広い加工材への対応力を最大限に引き出すことができる。そう確信し、汎用工作機械の黎明期から取り組んできた研究開発の蓄積は、オーケイエスの先進性の基盤になっています。
利用技術は、多くの案件を経験し、そこで用いた技術・情報・プロセスや導入後の成果を、応用可能なパターンとして蓄積することではじめて深まります。オーケイエスは30年間で3,000種以上の治具システムの開発を手がけてきました。ここには、自動車エンジン部品5C※すべての治具システムを開発した実績も含まれます。これほど豊富な実績を有する会社は、世界を見渡しても類を見ないでしょう。
ものづくりの次世代スタンダード、多種変量生産の開拓者として、これからもオーケイエスは、独自に磨いた利用技術を駆使し、あらゆる現場で、安定性と柔軟性をあわせもつ加工ラインを実現します。
※自動車エンジン部品5C: Camshaft, Crankshaft, Cylinder block, Cylinder head, Connecting rod